このページでは
FR車で雪道を走った経験談をまとめています。
FR車(後輪駆動)とは
まずはじめに「FR車とは?」という方は、簡単な説明記事を書きましたので下記リンクからどうぞ!
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FR車とは?
FR車(後輪駆動)とは エンジンがクルマの前側に積まれており、後ろ側の2つのタイヤを動かして走るクルマの事です。 前側の2つのタイヤはクルマの動きに合わせて回っているだけです。 私が3台目として今も乗 ...
とにかくスベる!
上記リンク内でも記述していますが、FR車はとにかく雪道・凍結路に弱いです。
FR車を購入する前に既に乗っている方から「常にスベりながら走ってるよ」と聞いていましたが、本当にそのとおりでした。
あまりにスベることが多いので、次の三段階で対策を考える必要があります。
- スベらないように細心の注意を
- スベった後の車体制御の準備を
- 最後は諦める心構えを
スベらないように細心の注意を
当たり前ですがスベらないに越したことはありません。
一般的に言われる「急」の付く動作はしないことが大切になります。
他の駆動方式よりも更に注意をして急発進・急ブレーキ・急ハンドルは絶対にしないようにしてください。
周りを走っている人たちのほどんどはFR車ではありませんので、周りの車よりもゆったりとした運転になるようにしましょう。
後ろの車から車間を詰められたりして焦る場面もあるかもしれませんが、スベって事故を起こすほうが迷惑になってしまいます。
わたしの乗っている車はスリップ防止機能がついているので、自動制御に助けてもらっています。
しかしこの機能は後輪がスベり始めたときに機能するため、作動した時点で若干後輪がスベっていますし、前輪がスベったときには機能しません。
この機能が付いていなかったり、付いていても古いものだと更にスベりやすいことでしょう。

スベった後の車体制御の準備を
残念ながら細心の注意を払って運転していても、スベります。
スベってしまった時には適切な行動を取って車体の制御をする必要があります。
スベり方は大きく次の3つに分かれ、スベり始めた時はまず自分がどの状態にあるのかを把握する必要があります。
- 後輪がスベっている
- 前輪がスベっている
- 全部スベっている
それぞれの状態によって取るべき対応が異なりますが、内容が長くなるため詳細は別の記事で書きたいと思います。

最後は諦める心構えを
どんなに慎重に走っても、どんなに車体制御を駆使しても、それでもダメな時があります。
まだわたしはその状態になったことはありませんが、知人の話ではどうしようも無くなってしまった例を聞きます。
残念ながら雪道は残酷で、その知人はFF車でしたがそのまま廃車となりました。
車体の制御が不能となってしまった場合も、最後の最後まで諦めずに、被害を最小にするように尽くしてください。
絶対に人間にぶつからないように、除雪された雪の山のような物損を起こさないところにぶつけて止めるのが無難です。
状況にもよりますが雪の山はかなりの硬さがあるので車内の人への衝撃も抑えられるような止め方を目指しましょう。
どの駆動方式でもそうですが、この状況では車のことは諦めて自他問わず命を守りましょう。
まとめ
最後は重い文章になってしまいましたが、雪道の走行はそれだけ危険であることを改めて認識していただけると幸いです。
その危険な雪道をよりスベりやすいFR車で走ろうとしていることを認識するだけでも運転の仕方が変わってくるはずです。
とにかくスベらないように気をつけて、他の車より遅くても仕方ありません。
事故を起こしてしまえば多くを失ってしまいます。
安全運転、ゆっくり運転で雪の時期を乗り切りましょう!